大腸検査のご案内
内視鏡を肛門に挿入し、直接大腸内を観察します。大腸がんは食生活の欧米化に伴い発生率、死亡数ともに増加しており、血便が疑わしい方、便秘気味の方や以前より便が細くなった方におすすめします。
なお検査前に下剤内服の前処置が必要なので、ドック・健診受診当日には検査できませんのでご注意ください。
CologicTM(大腸がんリスク検査)検査は、血液検査で新たに発見されたGTA-446という脂肪酸の濃度を測定して、大腸がんにかかりやすい高リスク群に属していないか調べます。高リスク群の人は低リスク群の人と比べて約25倍の危険度があるとされており、食事や運動に気を付けると共に大腸の詳しい検査(内視鏡)を積極的に受けることが推奨されます。
検査項目 | 検査内容・寸評 | 金額(税込) |
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大腸内視鏡検査 ※1 ※2 ※3 ※4 | カメラで大腸を観察しがんやポリープなどの病気がないか調べます。 (本検査は後日) |
¥31,500 |
CologicTM(大腸がんリスク検査) ※3 | 血液検査・ある特定の脂肪酸濃度から、大腸がんのかかりやすさを調べます。 | ¥14,000 |
※1 検査の注意事項等ご説明がございますのでお電話でご予約ください。 健保組合や事業所からの補助金でご利用の場合、人間ドック・健康診断と同月での受診が条件です。検査前に下剤内服の前処置が必要なため、ドック・健診受診当日には検査できませんのでご注意ください。検査を安全にお受けいただくためにドック・健診受診当日に、医師による事前診察を行います。検査料金は一部前払い(3,500円:事前診察代金)とさせていただき、キャンセルされた場合においても返金はできません。服用中のお薬がある場合は薬の名前がわかるもの(お薬手帳など)をお持ちください。
※2 大腸内視鏡検査が受けられない方は、大腸3D-CT検査(CTコロノグラフィ)をお受けいただくことができます。詳細は当会へお問い合わせください。
※3 Cologic、大腸内視鏡の検査については、検査結果に3週間程かかります。ご報告はほかのオプションと別送になる場合がありますのでご了承ください。
※4 妊娠中・妊娠疑いの方は受診できません。
- 価格に関するご注意
- 健康保険組合、各種団体の契約により補助金制度が適用される場合や追加料金が生じる場合がございます。実際のご負担金額については、ご加入の健康保険組合、お勤め先にお問い合わせください。
大腸検査の重要性
近年大腸がん(結腸がん+直腸がん)は著しく増加傾向にあります。
厚生労働省による平成16年発表のがんによる死亡率は男性では肺がん、胃がんについで大腸がんが第三位となり、女性では大腸がんが第一位となりました。
最近とくに日本で増加傾向にあるのはS状結腸がんです。
直腸がんと併せると大腸がんの72%が直腸・ S状結腸に発生します。
大腸がんの発生頻度と部位
健康診断で行われる大腸がん健診は“便潜血検査”ですが、病変部からの出血がないと陽性にはなりませんし、また採取した便に血が混ざっていなければ結果は陰性となります。
また、小さなポリープや早期大腸がんでは結果が陰性であることもしばしばあります。
確実に大腸がんを診断するには、大腸検査(内視鏡検査)が必要となります。
内視鏡検査
- 方法:
- 肛門から内視鏡を挿入し、盲腸まで進めていきます。
- 特徴:
- モニターに画面が映りますので、病変が見つかった際には、検体を採取したりポリープを切除することができます。
腹部の手術歴(胃や虫垂、婦人科系)がある方は検査時間が長くかかり、痛みを伴うことがあります。 検査中苦痛を取り除くために、鎮痛剤・鎮静剤を使用することができます。
検査前夜より下剤を内服して腸内を空にしていただきます。空気を送り込み腸を拡げて検査を行いますので、お腹が膨れてきます(ガスが出ると楽になります)。
ポリープが見つかった場合、当院では約10mmまでの大きさのものは検査中に切除いたします。
10mmより大きい場合は他の医療機関へご紹介いたします。
ポリープは以下のようなポリペクトミーあるいは EMRという方法で切除いたします。