10月1日、東京タワーや東京都庁舎がピンク色にライトアップされているのをご存知ですか。大勢の人へ視覚という形で、ピンクリボン運動の認知度向上へ貢献するために行われています。最近はテレビや広告、映画でもよく耳にする場面も多いと思います。いまや、乳がんは女性が罹るがんのトップ。実際、年間5万人以上の方が罹っている現状ですが、早期に発見されれば、殆どが治るとも言われています。乳がんは他のがんに比べ、30~40代の子育て世代・現役世代でピークを迎えます。「恥ずかしいから」「面倒だし」「若いからまだいいか」などで検診を受けずにいると、大切な体の一部や機能を失い、命にかかわることになりかねません。他人事とは思わずに、自分自身、家族を守るためにも、今一度、がん検診・セルフチェックの大切さを知り、安心の第一歩を踏み出しましょう。
定期的な検診は30歳代からと言われますが、20代から始めてほしいのが、乳がんセルフチェック=自己触診です。セルフチェックでの乳がん発見率は全体の74%ほどです。自覚症状として 、乳房のしこり・乳頭からの分泌物・腋の下の腫れなどがあります。早速下記方法で確認してみましょう。
指の腹で静かに軽く押しながら、「の」の字を書きながら
①しこりの有無
②乳首をつまんで、血や膿のような分泌物が出ていないか確認
①乳房のくぼみ・ひきつれ
②乳頭のくぼみ、湿疹・ただれ
③乳房の大きさの左右差
(肩の後にタオルや枕を敷いて腕を自然な位置に広げましょう)
①乳房の外側
②脇の下
③乳房の内側
④乳頭(分泌物が出ないかチェック)