水虫のお話|人間ドックなら東京の同友会 春日クリニック

季刊誌「お元気ですか」2008年7月号インデックス

文中の肩書は取材当時のものです。

水虫のお話

国内の水虫推計患者数は約2500万人。5人に1人は水虫を罹っているといわれているそうです。
既にお悩みの方も、もしかしたら・・・・・と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今からでも遅くありません。水虫にならないために、また、水虫のある方も再発させないために、日ごろからの心がけや適切な治療を行なっていきましょう。

水虫とは

「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種によって起こる病気といわれています。白癬菌が寄生する身体の部位によって名称が変わってきます。その中でも、一般的に手や足にできるものを「水虫」と言います。このカビの一種の白癬菌が皮膚の角質層に感染しておこります。白癬菌は湿った環境を好むため、まさにこれからの季節、増殖には絶好の時期と考えられます。仕事柄、一日中靴や靴下を履き続けることが多い方は、足が蒸れた状態が長く続くため、要注意といえそうです。

症状

・初期:かゆみなどの自覚症状はありません。(ただし、皮膚の内部で白癬菌の増殖が進んでいる場合もあります。)
・4つのタイプ~起る部位と症状別~
◇趾間型(しかんがた)・・・・足の指の間がふやけ、じくじくしたり、白く粉をふく。
◇小水疱型(しょうすいほうがた)・・・・足裏に小さな水疱ができる。
◇角質増殖型・・・・両足の裏が全体的に厚く固くなる。
◇爪白癬(つめはくせん)・・・・爪が厚くなり、ボロボロ欠けたり、白色や黄色に濁る。

上記のような症状がある方は放置せず、一度医療機関を受診しましょう。水虫と診断された場合、治療法については水虫のタイプ別で内服薬や外用薬を選択されます。
また、他疾患で薬を服用中の方は、飲み合わせの問題もあるため、主治医と相談しながら治療を行なっていきます。まずは菌を増やさない対策をとることで、水虫発症を予防していきましょう。

発症・再発予防~ポイントは乾燥と清潔

●通気性の良い靴:職場などではサンダルを使用したり、脱ぐ時間を作る。
●靴の履き方と干し方:同じ靴を続けて履かない。日当たりがよく、風通しの良い場所で干して乾かす。
●清潔な靴や靴下を履く:靴は定期的に洗い、革靴の場合は濡らした布やティッシュ等で内側を拭く。
●蒸れにくい靴下の利用:木綿や麻などの蒸れにくい素材を選ぶ。
●毎日清潔な足にする:石鹸で足と指の間も、丁寧にやさしく洗う。
●足拭きマットはこまめに洗い、常に清潔な状態を保つ。

家族ぐるみで対策を

家族の中に一人でも水虫の方がいる場合、菌のやりとりをしてしまうことがあります。蔓延させないためにも、共有して使用するものは常に清潔な状態に保ち、あるいは専用のものにする。また、室内の塵や埃にも菌が混じることもありますので、こまめな部屋の掃除が大切です。

自己判断せずに、まずは受診を

水虫は外見から判断することは困難といいます。水虫を疑う場合、皮膚科では顕微鏡を使用して白癬菌の有無を調べられるそうです。水虫と似たような症状が現れる皮膚の病気もありますので、自己診断せずに、一度医療機関を受診することをお勧めします。 水虫治療は根気がいりますが、正しい方法で自分の症状にあった治療法をみつけることが大切です。

(保健師 志村 麻衣子)

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