季刊誌「お元気ですか」66号インデックス
※文中の肩書は取材当時のものです。
人間ドック体験記
生まれてこの方40と少し、縁あってこの度、人間ドックデビューとなりました
フリーの職業の我が身では、大人になってから定期的に健診など受けた事がなく、学生時代の「新学期健康診断」以来のイベントです。
申込みをすると間もなくクリニックから封筒が届き、その中にはドックの「いろは」なるもの、つまり心得や注意書きが入っていました。
これで通行手形を手にした様で、妙に気合も入ります。とにかく20数年ぶりの事ですので、期待に胸もふくらむ感じです。
まず最初にビックリしたのは、検便検尿の容器の進歩!昔の様に割り箸なんて全く使用せず、スティック開けて1・2・3と、お手軽気楽。
だんだんイベント感も盛り上がり、前日は早めに就寝、準備万端、指差し確認忘れ物ナシ、いざ出陣!春日クリニック。
当日2階の受付に行くと、まるでホテルのフロントの様で、大変活気のある賑わい。人員整理のコンシェルジュ風の方に案内され、親切な
受付レディーの説明を受け(これでチェックインなのね)女性専用の更衣室へ。最新式のロッカーには通常のスリッパと、その他にも使い捨て
のタオル地のスリッパとかが選べるようになっていて嬉しい限り。検査着に着替えると、なんだかクアハウスでくつろぐという気持ちになっていき、ドックに来たという不安と緊張はどこへやら。

まず案内されたレディースフロアはソファーもゆったり、空間も広く、水槽には熱帯魚が優雅に泳ぎ、待合室というより、どこかのロビーの様にリラックス出来ます。待ち時間に読む雑誌の種類も多種多様で、全く退屈知らずです。ドック経験者の先輩方は、それぞれに文庫本などを持ち込んでいて、待ち時間を上手に使いながら、ゆったりとした時を過ごしているという雰囲気が流れていました。私も次回には(本やぬりえなど、もちこんじゃおーっと)
一つ一つの検査には必ず案内の女性が付いて下さるので、次にどこに行けば良いのかなどウロウロする事なく、トントンとスムーズに検査は進んでいきました。すごろくゲームの様に次は何かな?というわくわくした気持ちがこのあたりから生まれました。
クリニックの皆さんのテキパキとした手際のよさは大変気持ち良くて、ディズニーランドのスタッフを思い浮かべます。検査によっては
別のフロアに移動する事になりますが、人の行き交う動線も整っていて、指定された番号の部屋の前に迷う事無くたどり着けます。
一番ドキドキの検査が胃のレントゲンです。その昔、奇妙な味の液体とバリウムを、涙しながら飲まされた苦しい思い出があります。思い返すだけでもゲゲゲーッ。
しかしながら、そんな事も今は昔。平成も20年近くなるとすっかり変り、コップ半分の水で「炭酸レモンの粉」の様な物をちょいと飲んで、次にほのかにフルーティーで甘くなったバリウムをぐぐぐぅーっと一気に飲み干すと(私は思わず腰に手を当ててしまいました)ナント、乗っている機械がガーッと動いて、何かのアトラクションの様に、寝そべったり斜めになったり、体をくるりと一回転、右から左へ回したり、あら楽しい。
胃の中のバリウムを動かして「写真を撮られています」という実感がリアルで実におもしろい。あっという間に終わったら、うがい室へ行き、お口をきれいにすすいで、また次へ。
約3分の自転車こぎ。合図と共にヨーイスタート! 1分ごとにペダルが重くなる仕組み。結構疲れるんです。程よく息も上がるとハイ、心電図。

その後、次々にコマを進めて行く私を待ち受けていたのは、オプションで付けたマンモグラフィ。ちょっと手ごわそう!やってみると噂ほどでもなく(まっこんなものか)。最後はお目々開いてじっと見て、ツーショット。これで終了、ゴール!
思っていた以上に楽々終わって、着替えを済ませて1階のラウンジへ。コーヒーやお茶、パン、バナナなどなどホテルのモーニングサービスの様で、これが締めくくりのビックリ。
私は検査の結果を聞いて帰るため、待ち時間がありましたが心配いりません。クリニックの周辺には木々の美しい公団や、本郷・湯島など江戸の旧所、見所も多く、散歩にもってこいの場所。それに近くのお店でランチサービスを受けられるチケットもいただけるんです。
気分転換が終わると、ほどなく結果説明の時間となります。合格発表の様にドキドキしながら行くと、優しい女医さんがデータを見ながら大変判り易く説明して下さり、質問にもじっくり答えて下さるのです。
これからは女性の時代。女性が太陽の如く輝くためには健康が第一です。それには日々のメンテナンスと定期的な検査が絶対不可欠だと実感しました。女性に優しい春日クリニックの人間ドックは、クアハウスやテーマパークに行く気分で受診できます。日頃頑張っている自分のために、年一回のプレゼント!エステやネイルサロンに行く様に、輝く自分のために、是非人間ドックに皆さんもトライして下さい。
「健康」という太鼓判を押してもらい、大満足の結果に思わずVサイン。充実感と勝ち誇った気分で秋の日がふり注ぐクリニックを後にした私です。明日からの仕事のエンジンも全開。新しい出発です。
(伝統芸能コーディネイター 酒井 悦子)