
(歌手)※敬称略
「いつも元気だけど、秘訣があるの?」よく皆さんから質問されますが、「歌を歌っているからよ」とお答えしています。
歌を歌うと自分も元気になるし、聴いて下さる人も元気になります。私は歌手ですから、皆さんが元気になって下さると、私はまたそのエネルギーを戴いて、さらに健康になるという、幸せな相乗効果が生じているのです。
主人の介護をしていた時も、歌い続けられたことに感謝しています。
主人を介護しながら、歌のために留守がちになったことが気になりましたが、主人も結婚したときから「歌はずーっと続けろ」といってくれましたし、病気になっても「歌を止めてはいけない」と私に気を使ってくれていました。
このような状況でありましたから、歌うためのコンディションには、人一倍気を使いましたし、今も使っています。
起床ラッパこそ鳴りませんが、午前6時半には目を覚まし、ベッドの中ではラジオを聴き、世の中の情勢を把握、テレビの連ドラも見て、見終わってがばっと起きます。そしてチョコレートを一つ。
脳の中がふわーっと活性化します。
朝食は8時45分から9時ごろ。スープ、サラダ、メインディッシュ、デザートまでしっかり食べます。
これが私の健康の支えになっていると思います。仕事で早く飛行機や新幹線に乗らなくてはならない時も、朝食はしっかり食べて行きます。
昼食は軽く、夕食は6時半ごろ、これもしっかりとります。メインのおかずは鶏肉、たまにはステーキ。
でも、なんといってもお魚が多いですね。夜食はとらず、朝までお腹を空けています。
お酒?息子と一緒にビールを少し。暴飲暴食はしません。来客があった時にはワインを。
もっとも、お酒を飲むと、うれしくなって大きな声を出すので、翌日喉を疲れさす恐れがあります。だからコントロールしますけど。
就寝は10時半ですが、その前にストレッチ体操をし、関取がする四肢を踏み、蹲踞(そんきょ)の姿勢もとります。股関節を強くするそうです。寝るときには喉にガーゼを巻き、冷房は隣の部屋でかけて、体を冷やさないように注意しています。
運動ですか。月に2回、20歳の頃から続けているジャズダンスを。
先生も当時と変わらず。それなりに歳をとり、それなりに歳を重ねた人たちと一緒に、ちょっと優しく、ちょっときつく、それで楽しく体を鍛えています。
この頃は、筋肉の痛くなるのが4日後くらい。若い時は翌日でしたのにね。それでもこのレッスンは、歌の世界以外の奥様たちとお話が出来る機会もあって、ストレス解消にとても役立っています。
歌手にとって、声は生命です。当然のことですが、発声の練習は欠かせません。いつも歌と音楽と一緒に生活している感じですが、それが私の一番の健康法になっていると思います。
※蹲踞…相撲や剣道で試合前にとる姿勢。爪先立ちで踵(かかと)の上に尻をのせて腰をおろし、膝を開いて上体を起こした状態。