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季刊誌「お元気ですか」63号インデックス

文中の肩書は取材当時のものです。

習慣の振り返り

いまや健康に関する情報はあふれるほどあり、知識のある人は多いのですが、自分のこととして考え、決断して、行動を起こすところにいたるにはなかなかむずかしいものがあるようです。でも、ちょっとしたことから習慣を改めた例を紹介します。

Aさんは家族をはじめ周囲の人にお腹がでていることを指摘されていましたが、なかなか取り組むことができませんでした。メタボリックシンドロームが取りざたされるようになり「やせよう」と思います。
それまでは体重を気にするということもありませんでしたが、食事の量を少し減らして、歩くことを取り入れ、体重を測るようになりました。すると、徐々に体重が減っていき、鏡に写る自身の姿に変化が出てきました。そうなると継続意欲がわいてきます。
食べる量をほんの少し減らす。たとえば一日あたり80kcal減らすとします、ご飯なら50g2~3口分、ビールなら200mlくらい、あるいはお菓子や油を少し。
一年で29200kcal減らすことになり、体脂肪1kgは7200kcalにあたるので、一年後には約4kg減る計算になります。

BさんはBMl25以上、コレステロールと中性脂肪が高いということでこれではいけないと思い、生活習慣を振り返ります。夕食時間が遅く10時過ぎ、11時頃になっていること、その上朝食は欠食が多い。このあたりに原因があるのではないかということで夕食時間を早めます。夕食は外食になるけれど8時頃には摂り、一日3食規則的に食べるようにします。
週1~2回はスポーツクラブで汗を流すようにしたところ、高い値はすべて基準値内におさまりました。数年前の体重に戻り維持しようと決意しました。

同じ量を食べるにしても、副交感神経の働きが活発になる夜は消化吸収率が高くなるので太ると言われていましたが、最近は体内時計に関係するたんぱく質BMAL1(ピーマルワン)が午後10時から午前2時ごろに増加して脂肪細胞に脂肪を蓄積されやすくするといいます。いずれにしても夜遅くに食べることは太る原因になります。

受診結果を見て、少しの変化だけれど年々値が上昇傾向というような場合は習慣の振り返りをしましょう。
そして、改めることができそうなことは先延ばしにせず取り組みましょう。食事と運動の両面から少しずつ取り入れることで、あせらず、ゆっくりペースで太りにくい体を作り、健康を保てたらいいのではないでしょうか。

管理栄養士 八下田美和

 
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