季刊誌「お元気ですか」58号インデックス
※文中の肩書は取材当時のものです。
肩こり
私たちは直立歩行をして毎日生活している為、重い頭を支え、腕をぶら下げている肩から首の筋肉はとても緊張しています。さらに冬の寒さは筋肉を収縮させ、硬直し、筋肉が肩の血管と神経を圧迫します。
肩こりの要因として、肥満などの体型、寝ながら本を読むなどの肩に無理な姿勢をとることが多いこと、長時間パソコンを使うなどの眼の疲れ、他に冷え症やストレスなどがあります。
デスクワークが中心の方は、室内の照明は明るく・背筋をのばす・顔は画面から40㎝以上離す・ものを見るときは目の高さより少し低目にするなど工夫してみてください。
冬の外出時は重装備になりがちですが、衣類の重みや着込みすぎによる汗は、かえって筋肉に負担をかける元になってしまいます。コートは軽めの素材で肩への負担を軽くし、マフラーで首のまわりの冷えを防ぎ、手袋や帽子で保温効果が上がります。
また、重いアクセサリー、ショルダーバック、フィットしない靴なども肩こりの要因となります。荷物は左右に持ち替えて、肩の負担を軽くしましょう。ガードルやコルセットなどの身体を締め付ける下着、小さなサイズの洋服は、血行を悪くし、腰や肩に負担をかけます。
小さな下着は身体が冷えて肩こりに影響します。
他に、ストレスを感じると副交感神経は緊張して、血行を悪くし、こりや痛みを悪化させます。手抜き・息抜きも時には必要です。
慢性的な痛みは、温めるのが基本です。お風呂のときにぬるめのお湯にゆったりつかる、使い捨てカイロを使用する(直接肌にはつけない、頼りすぎない)なども効果的です。
肩こりを予防する、血行のよい食べ物として、大根、海藻類、たまねぎなどがあります。
肩こりの中には、内臓・心臓・循環器系・骨や関節の異常などの病気から起こる場合があります。いつもの肩こりと違うと感じたら、早めの受診をおすすめします。
保健師 廣野喜代