眼精疲労|人間ドックなら東京の同友会 春日クリニック

季刊誌「お元気ですか」57号インデックス

文中の肩書は取材当時のものです。

眼精疲労

皆さんは仕事などで長時間パソコン作業をしていませんか。
また、電車やバスなどの振動がある場所で読書や携帯電話の画面操作などしていませんか。
あるいは、目に合わない眼鏡やコンタクトレンズの使用を続けていませんか。

現代社会では、このような原因から疲れ目や乾き目を訴える人が多くいらっしゃいます。
これらの多くは、休憩や睡眠によって回復しますが、場合によっては目の症状や頭痛などが残るケースがあります。
それらを総称して、眼精疲労といいます。

症状について

眼精疲労の主な自覚症状は、疲れ・充血・かすみ・痛み・視力の低下などの目の症状のほか、肩こり・頭痛・身体の痛み・胃痛や食欲不振などが起こることがあります。さらに進行すると、イライラや不安感・不眠・全身倦怠感から軽いうつ症状へ発展することもあります。

予防法について

眼鏡やコンタクトレンズを使用している人は、年に1、2度は眼科を受診し、自分の目にあっているかどうか、定期的にチェックを受けましょう。

長時間パソコンに向き合っている人は、まずディスプレイ画面の位置を確認しましょう。
目の高さよりも下方に位置するようにし、ディスプレイ画面と目との間隔は40㎝以上を保つようにしましょう。
画面は明るすぎず、暗すぎず、直接又は間接的に太陽光などが入射しないように使用してください。
また、1時間ごとに10分程度の休憩をとる(ディスプレイ作業以外の仕事をする)ことも重要です。

そして、1日に何度かは、軽く首をまわしたり、肩を上げ下げするなどのストレッチ運動を行ない、血流をよくするようにすると、眼精疲労予防に有効ですし、リラックス効果も期待できます。

点眼薬について

疲れ目と乾き目には点眼薬も有効ですが、白内障や緑内障をはじめとした他の多くの眼の病気がひそんでいることもあります。自己判断で市販の点眼薬に頼るだけなく、一度眼科医に診察してもらい、その上で自分にあった点眼薬を選択しましょう。

眼精疲労を改善する点眼薬に含まれる成分には以下のようなものがあります。

  • メチル硫酸ネオスチグミン:視力の調節を支配する副交感神経を刺激して、疲労で低下した機能を高めます。
  • ビタミンB2:角膜に栄養を与え、新陳代謝を促進します。
  • ビタミンB6:末梢神経作用を強くします。
  • ビタミンB12:視力の調節を司る毛様体の神経の興奮を高め、エネルギー代謝を高めて微動調節を改善します。
  • アスパラギン酸カリウムマグネシウム・L‐アスパラギン酸カリウム:筋肉の働きをよくします。
  • ビタミンE:血行をよくします。また、抗酸化作用もありますので加齢による眼症状への移行をゆるやかにします。

(保健師 脇神 亜希子)

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