季刊誌「お元気ですか」56号インデックス
※文中の肩書は取材当時のものです。
熱中症にご注意を!
暑い季節になると運動したくなるものですが、熱中症になりやすい時期でもあります。
熱中症にかかると、体温の上昇で中枢機能が異常をきたし死に至る場合もあります。梅雨が明けてからすぐの7月下旬から8月上旬にかけて熱中症は最も多く起こります。
それ以外の時期でも前日より急に気温が上がった日、気温は高くなくても湿度が高い日は熱中症になりやすくなります。
これらの日に運動をする事は危険なので、量を少なくし、暑さに慣れるにつれて徐々に増やしていくようにしましょう。
また、暑い時期には、なるべく朝か夕方の涼しい時間帯に運動するようにしましょう。
ただ、涼しいといわれる時間帯にも事故は起きています。事故を防ぐには、運動前・中・後の水分補給が重要です。
運動中15分~20分ごとに1回約200mlほど水分補給するようにしましょう。
1回の運動による体重減少が体重の2%を越えないように水分補給しましょう。水分補給といっても水だけを多量に飲むと、体内の塩分濃度が低下して筋肉に痛みを伴う痙攣(熱痙攣)を起こしてしまいます。
0.1~0.2%濃度の食塩水を摂ることが、体内に吸収されやすく効果的な水分補給だと言われています。この食塩水に糖分の入ったものが、市販のスポーツドリンクです。このスポーツドリンクを半分程度に薄めたものを摂る方が、飲みやすいのでおすすめです。
それから運動時の服装も重要になってきます。なるべく薄着で汗をよく吸い通気性がよく白系統の色の服装がよいでしょう。また、帽子やタオルなどで直射日光を避けて運動するようにしましょう。
疲れている時、寝不足、風邪など体調が悪い時は熱中症になりやすいので、無理をせずその日の運動は止めましょう。運動中に具合が悪くなった場合には、すぐに中断して涼しいところで休んでください。
これらのことに気をつけて暑い季節の運動を存分に楽しんでください。
(ヘルスケアトレーナー 原田 健)