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季刊誌「お元気ですか」2009年10月号インデックス

文中の肩書は取材当時のものです。

ペットボトル症候群 PET bottle syndrome

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 秋晴れのすがすがしい毎日となりました。新たに運動に取り組んだり旅行に行ったり、活動的になりやすい季節ではないでしょうか。

 運動時や行楽で、清涼飲料水やスポーツドリンクを飲む機会も多いかと思いますが、「ペットボトル症候群」(正式名称:ソフトドリンクケトーシス)をご存知でしょうか?

 ペットボトル症候群とは、清涼飲料水やスポーツドリンクなどを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病です。まず糖分が多く含まれるペットボトルなどの清涼飲料水を飲みすぎて高血糖を引き起こし、それが続くことで糖尿病へとつながってしまいます。

 高血糖をコントロールしようとする身体の働きから喉が乾き、体内への水分を補うために清涼飲料水をさらに飲み高血糖を悪化させてしまうのです。

 市販されている飲み物の多くは、100mlあたり6g~10g程度の糖分が含まれています。1日2リットル程度を水代わりに飲むとしたら、120g~200gもの糖分を摂ることになってしまいます。3gのスティックシュガーで換算すると、なんと40本~67本分を摂取していることになります。(カロリーにすると約480kcal~800kcalです!)

 清涼飲料水は糖分の吸収が早いため、血糖値が急上昇しやすく、嗜好性が強いうえに、摂りすぎることによって糖尿病だけでなく肥満などの増悪因子ともなりやすいので、特に健診などで糖尿病やメタボリックシンドロームを指摘されている方は、注意が必要です。

 反面、運動直後の摂取では回復を促すメリットもありますので、1日あたりの砂糖の摂取量は20gを上限に、上手に摂取できるといいですね。そのためには、清涼飲料水やスポーツドリンクはなるべく控えめにしたり、カロリーゼロ・カロリーオフの飲料やお茶、お水を選ぶようにすることが有効です。

 またご自身の身体の状態を客観的にみることも大事です。年1回は健診を受け、体重の増減や血糖値の変動などしっかりチェックし、気になるところは早めに受診してみてもらいましょう。

(保健師 脇神 亜希子)

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