季刊誌「お元気ですか」2009年4月号インデックス
※文中の肩書は取材当時のものです。
朝ごはんを食べましょう
最近テレビCM・ポスター・Web・雑誌広告・屋外大型広告などで「めざましごはんキャンペーン」が実施されています。若い女性タレントを起用してのテレビコマーシャルを皆様も何回かご覧になったことがあるかと思います。朝ごはんの欠食改善や米を中心とした日本型食生活の普及・啓発を目的に、農林水産省が平成21年1月から3月にかけて、多様な媒体を組み合わせた情報提供を行ないつつ、食品関係企業、団体の協力を得ながら、官民挙げてのキャンペーンを実施しています。
昔からいわれてることではありますが、なぜそんなに「朝ごはん」は大切なのでしょうか。
朝ごはんを抜いても、昼食と夕食でバランスのとれた食事をしているからいいでしょう、という人も、中にはいるかも知れません。しかし、バランスやエネルギーだけの問題ではないのです。
朝、目覚めたとき、空腹感を感じなくてもエネルギーをとても必要としている場所が体の中にあります。どこだと思われますか。そう、ご存じの人もたくさんおりますね、脳がブドウ糖を欲しています。
朝、血液中には脳の唯一のエネルギー源となるブドウ糖がほとんど残っていません。朝ごはんを摂らないと脳にエネルギーが不足し、集中力が欠け、記憶力も低下してしまいます。また、朝食を摂ることで体温が上昇し、体の動きが活発になったり、腸を刺激して便通をよくしたりと、メリットはたくさんあります。
朝ごはんを抜くと、体が飢餓状態となり、脂肪をため込みやすくします。つまり太りやすくなってしまうという事です。是非、ご自分のライフスタイルにあわせて、上手に朝ごはんを摂る習慣をつけましょう。
小学生の頃から、何十年と朝食を摂る習慣がない人がいます。そのような人には、牛乳1杯、バナナ1本からでも、何か朝ごはんを召し上がっていただきたいと思います。朝に召し上がった食事は平均して約3時間で消化され、その後ブドウ糖の濃度は下がってしまいます。昼食を12時に摂るならば、その3時間前の午前9時までには朝ごはんを済ませましょう。

(管理栄養士 花里 映里)