
ここ数年、ノロウィルスが冬場に大変流行しています。ノロウィルスは、カキなどの貝類による感染が有名ですが、感染者の糞便やおう吐物が乾燥して粉じんとなり、二次感染し、時には集団感染にいたることもあります。
ノロウィルスは、手を介して二次感染をおこします。感染しないようにするには、調理器具を消毒するために、塩素系漂白剤が推奨されています。しかし何といっても一番重要なのは、各自が行なう手洗いやうがいなどの予防法しかありません。最近は、爪を伸ばす人が増えました。流行のネイルアートやマニキュアも不衛生になりがちです。
また、貴金属類をつけている部分にウィルスが潜んでいる場合もあります。ブレスレットや指輪、腕時計などは外して、貴金属をつけていた部分もよく洗いましょう。

手洗いの際は、上図の「もみ手洗いの基本」を励行するとともに、石鹸を十分泡立てることや、流水で手は下向きにして洗うこと、なるべく集団ではペーパータオルを利用し、ハンカチやタオルは共有しないよう気をつけましょう。
「手洗い」は、インフルエンザなどの他の感染症予防にも有効です。正しい手洗いを行なって、今年の冬も乗り切りましょう。
(保健師 田中 博子)