
今回は、運動を大きな枠で捉えて、地球環境との関係を見てみましょう。地球の温暖化の原因として、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加が言われています。運動・身体活動は、この二酸化炭素削減に貢献することができます。
たとえば、移動の時に自家用車を使用していた場面を、自転車や歩きに替えてみることで地球環境に貢献できます。燃料が10㎞/Lの車に乗っている場合、走行距離1km当たり約230gの二酸化炭素を排出します。片道2.5kmを自家用車で行くと、往復(5km)で1kg以上の二酸化炭素を排出することになります。
往復5kmを自転車に乗った場合には、二酸化炭素排出量はほぼ0gで、片道10分で着きます。また、片道1kmを自家用車で行ったとすると、往復(2km)で約500gの二酸化炭素を排出することになります。往復2kmを歩いていくと、二酸化炭素排出量はほぼ0gで、片道10分で着きます。
レジ袋の製造・燃焼に使用される二酸化炭素では、1枚当たり約20g排出するので、比較すると、自家用車を使わないようにすることは、より大きな効果があります。
また、家庭からの二酸化炭素排出量は、年間、1人当たり約2100㎏です。日本の温室効果ガス削減目標は6%なので、家庭からの二酸化炭素排出量においての削減目標は、計算すると年間1人当たり約120kgということになります。これは先程の、自家用車使用の代わりに片道10分自転車に乗ることを週2回実施したり、もしくは片道10分ウォーキングを週5回行なうことで、達成できる目標です。
こうした運動を実践することで、ガソリン代を年間にすると約6000円節約することもできます。もちろん運動は健康にも良く、往復20分の自転車もウォーキングも約80kcalのエネルギーを消費することができます。
運動・身体活動をすると、地球に優しくエコで、自分にも優しくコスト削減でき、健康にもよい効果があります。少しずつ無理のないところから始めてみてはいかがでしょうか。
(ヘルスケアトレーナー 原田 健)