内臓脂肪CT
内臓脂肪は、お腹の中で内臓周囲に蓄積している脂肪のことを意味します。
通常の皮下にたまる皮下脂肪に比べて、内臓脂肪の蓄積は高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の発病に関係していることがわかってきました。
このように内臓脂肪が蓄積し、様々な生活習慣病が認められる状態は、「メタボリックシンドローム」とよばれ、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化が原因で起こる病気が起こりやすくなります。近年メタボリックシンドローム診断基準検討委員会より提唱されたメタボリックシンドロームの診断基準は下記の通りです。
メタボリックシンドロームの診断基準
必須項目 -腹部肥満-
| ウエスト周囲経 | 男性:85cm以上 |
|---|---|
| 女性:90cm以上 |
選択項目 -3項目中2項目以上該当 -
| 1.血清脂質 | トリグリセライド高値:150mg/dl以上 かつ/または HDLコレステロール低値:40mg/dl未満 |
|---|---|
| 2.血圧高値 | 収縮時血圧:130mmHg以上 かつ/または 拡張期血圧:85mmHg以上 |
| 3.血糖高値 | 空腹時血糖:110mg/dl以上 |
- CTスキャンなどで内臓脂肪量測定を行うことが望ましい。
- ウエスト周囲径は立ったまま、軽く息を吐いた状態でへそ周りを測定する。
- 高トリグリセリド血症、低HDLコレステロール血症、高血圧、糖尿病に対する薬剤治療を受けている場合は、それぞれの項目に含める。 日本内科学会雑誌94(4)、188、2005
必須項目である内臓脂肪蓄積の判定は、簡便にはウエスト周囲径を用いておりますが、 「CTスキャンなどで内臓脂肪量測定を行うことが望ましい」 とされています。
体重が正常範囲でも、内臓脂肪が蓄積されている方も多くいらっしゃいます。皆様もご自身の内臓脂肪を一度正確に測定していただき、今後の生活習慣病予防の一助としてください。また、経年的に計測することで、さらにご自身の健康管理に役立つと思います。
CT画像

内臓脂肪はCTでこのように見えます。
腹腔内の黒い部分が内臓脂肪を含む領域に当たります。

一方、主に皮下脂肪がたまっている方は、左図の様に見えます。
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