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人間ドック用語解説 | 腎・泌尿器
- 尿素窒素
- 基準値:
- 8.0~20.0mg/dl
- クレアチニン
- 基準値:
- 男 0.65~1.09mg/dl
- 女 0.46~0.82mg/dl
尿素窒素・クレアチニンともに、体内でたんぱく質がエネルギーとして利用された後にできる産物で、腎臓でろ過され尿中に排泄されます。腎機能が低下すると血液中に増加します。
主に腎機能障害の有無を調べる検査で、40mg/dl以上では、まず腎機能障害が疑われます。
嘔吐・下痢・発熱などによる脱水状態でも上昇します。
50歳以上では、加齢とともに上昇傾向になるほか、高蛋白食の摂取や激しい運動でも変動します。
腎機能障害の有無を調べる検査で、腎臓以外の臓器の影響を受けにくいので、腎障害の程度を判断するのに有効な検査ですがこの検査だけでは診断できないので、他の腎機能検査とあわせて判断します。 クレアチニンは筋肉量に比例するので、低値の場合は筋ジストロフィーなどが疑われることがあります。女性は妊娠すると低下します。
- 電解質
- Na(ナトリウム)
- 基準値:
- 135~145mEq/l
- K(カリウム)
- 基準値:
- 3.5~5.0mEq/l
- Cl(クロール)
- 基準値:
- 98~108mEq/l
それぞれの電解質は血液や細胞内の水分調節や浸透圧・神経の興奮や筋肉の収縮など、それぞれ生命維持活動を維持するためにさまざまな働きをしています。主に腎臓の機能などを知るためにおこなわれる検査です。
腎障害の他、ホルモンの異常・下痢・嘔吐・栄養不良などでも変化します。
病気の種類によって各イオン濃度はさまざまな値を示しますが、それぞれ関連しているので総合的に判断する必要があります。
- 尿糖定性
- 基準値:
- (-)~(±)
尿糖は尿中に出る事はほとんどありません。しかし身体の異常により体内の血糖量が一定量を超えると、腎臓での再吸収が限界を超え、尿に漏れ出した糖を尿糖といいます。
糖尿病のスクリーニング検査としておこなわれますが、陽性の場合、血糖値や糖負荷試験などを受ける必要があります。
尿糖が陽性でも血糖値が正常の場合は、腎性糖尿が考えられます。腎臓での糖の再吸収が低い場合で必ずしも病気とはいえませんが、経過観察は必要です。
- 尿比重
- 基準値:
- 1.008~1.034
尿中の水分とそれ以外の物質の割合を測定したもので、腎臓の濃縮機能や体内の電解質の状態などが正常かどうか調べる検査です。
多量の水分摂取などで尿量が増えれば低くなり、多量の発汗などで脱水になれば高くなります。
他の腎機能検査や代謝機能・内分泌検査などの検査とあわせて総合的に判断します。
- 尿蛋白
- 基準値:
- (-)~(±)
血液中の蛋白は腎臓の糸球体や尿細管の働きにより、尿中に漏れ出す事はほとんどありません。尿中の蛋白を調べる事により腎臓の機能を調べる事ができます。
陽性の場合は、腎炎・ネフローゼ症候群・尿路感染症などが疑われます。しかし健康な人でも、激しい運動・疲労・発熱・起立性の蛋白尿などで、陽性になる場合があります。
- 尿潜血
- 基準値:
- (-)
尿中に肉眼では見えない程度の赤血球が混入しているかどうかを調べる検査で、特に腎・泌尿器系の病気の発見に役立ちます。
腎炎や腎腫瘍などのほか、尿管・膀胱・前立腺の炎症や出血、尿路結石、遊走腎などで陽性になります。しかし、健康な人でも、疲労や無症候性血尿などで陽性になることもあります。女性の場合は、月経血の混入も考えらます。
- 尿沈渣
- 基準値:
- 赤血球:男 1~3/毎 女 4~6/毎
- 白血球:男 4~6/毎 女 7~10/毎
- 扁平上皮1~3/数視野 硝子円柱1~3/全
尿を遠心分離機にかけて沈殿した固形成分の数や有無を調べて、腎・泌尿器の異常の有無を調べる検査です。
腎炎のほか尿路感染症・尿路結石・尿路腫瘍などの病気を診断すりための判断材料として使われます。尿検査や腎機能検査など他の検査とあわせて診断します。赤血球や白血球は運動・発熱・薬剤の影響で増加する事があります。
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