人間ドック用語解説 | 胸部レントゲン
- 胸部レントゲン検査
- 物を透過する作用のあるX線(放射線)を身体に照射し、その透過像を見て、主に呼吸器系や循環器系の病気の有無を調べる検査です。肺の感染症や腫瘤、心肥大などの心臓の形態的な異常のほか、胸部の骨格系の病気などを調べる事ができます。
- X線は放射線ですが、人体への影響はあまり心配ありません。但し、妊娠中や妊娠が疑われるときは避けましょう。
- 所見について
- 陳旧性病変
- 過去に炎症(肺炎・気管支炎・肺結核など)があった痕跡です。現在は心配ないと思われる変化がほとんどです。
- 胸膜癒着・胸膜肥厚
- 肺と胸郭の内部をおおう膜が炎症によって癒着したり、胸膜炎のために厚くなったりした変化をいい、過去の痕跡の場合がほとんどです。
- 硬化像・石灰化
- 以前に感染した肺結核によって生じた変化がほとんどで、肺の組織の中に線維やカルシウムが沈着した状態です。
- 肺嚢胞(ブラ)
- 肺胞の一部が膨らんで空洞のようになる変化で、肺尖部(肺の最上部)によくできます。風船のような構造で、破裂すると自然気胸の原因となることもあります。
- 慢性気管支炎
- タバコなどの外的要因や加齢によって生じる慢性の炎症です。肺のガス交換が妨げられたり、肺に空気がたまる肺気腫を起こすこともあります。
- 肺気腫(気腫状変化)
- 慢性気管支炎に続発するものが多く、肺胞が拡大して空気が出にくくなり、肺の機能低下の原因になります。ほとんどの肺気腫はタバコが原因です。
- 心肥大
- 正常な心臓に比べて心臓の異常な肥大が見られるもので、高血圧・肥満・スポーツ心臓などで見られる事もあります。病的な変化かどうかは、心臓の超音波検査によって判断する必要があります。
- 大動脈弓突出・大動脈弓拡大
- 一般的に高血圧や動脈硬化による変化として現れることが多く、動脈壁の弾力性が低下してくると変化が強くなります。
- 脊椎側弯
- 原因不明の特発性側弯症が80%で、思春期の女子に多く見られます。側弯の程度が強く、神経や内臓に影響を及ぼす場合は治療が必要です。
- 術後変形
- 胸部の手術によって生じた胸郭の変形や癒着などを意味しています。すでに治療済みの場合は心配ありません。
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